菊地敦己展「配置」トークショー
開催中の菊地敦己展「配置」。
今日は会期中2つ目のイベント「トークショー」でした。
70人を超える方が集まり、立ち見も出るほど。
過去の展示を振り返りつつ、今回の展示でのねらいや発見をお話いただき、菊地さんのグラフィックデザイナーとしての問題意識の一端を垣間見ることができました。
以下、内容メモ。
グラフィックデザインってどういう考え方なのだろう、どういう表現なのだろう。
モノの価格と価値の関係。
形は拡大・縮小できるけれど、色はできない。
形と色の切り離し。
画面からはみ出すということ。
グラフィックデザインがもつ物質性。
複数性と薄さ。
造形ではなく配置。
白地をどう空間にするか。
ルールによって生まれるノイズ。
自分のイメージの外にどうやって飛ぶか。
咀嚼できていないので、キーワードの単なる羅列ではありますが、展示を見る際の思考のきっかけになればと思います。
しかし何よりも「何かありそうだな」「面白そうだな」に突き動かされて制作されている様子が、強く印象に残りました。
展示は残り1週間、19日(日)までです。