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続けて44人目は、編集者の松田素子さんです。

雑誌「月刊MOE」の創刊メンバーで、同誌の編集長を務められた後、フリーの編集者に。
絵本を中心に、これまでに企画・編集に携わった本は300冊以上にのぼるそうです。


これまでに、ミキハウス宮沢賢治絵本シリーズ、
長谷川義史さんの『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』、『おへそのあな』、
荒井良二さんの『きょうというひ』などの編集を担当されています。

なめとこ山の熊 (ミキハウスの絵本)

なめとこ山の熊 (ミキハウスの絵本)

ざしき童子のはなし (宮沢賢治の絵本シリーズ)

ざしき童子のはなし (宮沢賢治の絵本シリーズ)

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん

おへそのあな

おへそのあな

きょうというひ

きょうというひ


また、詩人まどみちおさんの『まど・みちお 画集とおいところ』、
『せんねん まんねん』(絵・柚木沙弥郎)の編集も手がけられています。

まど・みちお画集 とおい ところ

まど・みちお画集 とおい ところ

せんねんまんねん (まど・みちおの絵本)

せんねんまんねん (まど・みちおの絵本)


一般書のお仕事として、大竹英洋さん『そして、ぼくは旅に出た。』の編集も担当されています。

そして、ぼくは旅に出た。: はじまりの森 ノースウッズ

そして、ぼくは旅に出た。: はじまりの森 ノースウッズ


絵本コースの授業では、これまで編集を担当された絵本を紹介していただきながら、
商業出版するとはどういうことなのか、松田さんの考えをお話してくださいます。


「絵本作家をダメにする方法は、編集者が手取り足取り教えて導いてあげること」
「なんでもかんでも『かわいい』一言ですませてはいけません。
(何がどう『かわいい』のか、具体的に言葉にすることを心がけてほしい)」
など、絵本に対する情熱にあふれた松田さんの言葉の数々は、
絵本に本気で取り組もうと思っているみなさんにとって、一生ものの宝になるはずです。


また、授業でよくおすすめされているのが、絵本の「深読み」。
1冊の絵本を自分が作者になったつもりで読んでみる。
細部を丁寧に読み、そこから想像をふくらませることで、
1つのページに作者がどんな企みを込めているかを考えます。
そうすることが、絵本づくりのための筋力づくりになるのだそうです。


松田さんの昨年の授業の様子はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20170806
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20180204