2/9 イラスト卒業生コース
課題「架空の街の地図と観光案内を描く」
お仕事でもよくある「イラストマップ」というテーマに対して、どれだけ自分の面白さを出せるか。
地図と観光案内ということで、編集能力も求められる課題です。
ラフの段階で出ている良いアイディアがまとめる段階で消えてしまいがち。
伝わりやすさと自分らしさは両立する。
その自分なりのバランスをそれぞれの作品に即して一緒に考えてくださいました。
3冊の短編文学漫画集の著書もある長崎さんですが、現在「飛ぶ教室」で連載中の『子どもたちによろしく』も書籍化してほしいです。
イラストレーターの書くまとまった文章がもっと気軽に読めるといいのになぁと思います。
そしてパレットクラブでは、5月に長崎さんの個展を開催予定です!
『長崎訓子展』
5月1日(金)〜24日(日)
13:00〜19:00 火曜休み
パレットクラブにて
最後に長崎さんの漫画集を1冊ご紹介。
『MARBLE RAMBLE』
いわゆる「奇妙な味」な小説のセレクトがクールです。
アイロニカルだけれどどこかユーモアを感じさせるのは、物語のせいか長崎さんの絵と構成によるものか。
原作と読み比べるのも楽しいです。
向田邦子「鮒」が最高。
装幀は大島依提亜さん。
2/2 絵本コース
講師:きくちちき(絵本作家)
ご自身の絵本を紹介していただきながら、デビューまでの流れ、普段どのように絵本をつくっているかなどお話していただきました。
質問もたくさん出て、授業後には即席のサイン会も!
1冊だけちきさんの絵本をご紹介。
『しろねこくろねこ』
今さら紹介するまでもない代表作ですが、筆跡がネコや草木や蝶々に見えることの不思議さ、そして中盤のモノクロから色が弾け、青一面の画面に至る流れは、何度読んでもページをめくる度に目を奪われます。
授業でお話しされていた、お二人との制作秘話も興味深かったです。
2/1 イラストコース
講師:服部一成(アートディレクター)
課題「自分が大好きな絵をもとにして作品をつくる」
構図はそのままでタッチを変える、元絵から物語を想像するなど、どの作品を選ぶか、元絵から何を感じとるかに個性が出ました。
先行する作品をただマネるのではなく、そこから何をどう学ぶか。