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講師紹介第３５回は、ブックデザイナーの名久井直子さんです。

小説やエッセイ、絵本や詩集などのブックデザインで活躍され、年間約１００冊の装幀を手がけられているそうです。

パレットクラブでは、イラストコースで教えていただいています。
名久井直子さんに関する過去の記事

川上未映子さん『愛の夢とか』、ささめやゆきさん『イタリアの道』ほかにより、第45回講談社出版文化賞 ブックデザイン賞を受賞されています。

愛の夢とか

イタリアの道

これまでの主なお仕事に、江國香織さん『やわらなかレタス』、長嶋有さん『佐渡の三人』、宇野亞喜良さん『宇野亞喜良クロニクル』、穂村弘さん（作）・酒井駒子さん（絵）『まばたき』など。

やわらかなレタス

佐渡の三人

宇野亞喜良クロニクル

まばたき (えほんのぼうけん67)

最近では、山崎ナオコーラさん『ボーイミーツガールの極端なもの』、四元康祐さん『偽詩人の世にも奇妙な栄光』、東直子さん『トマト・ケチャップ・ス』、綿矢りささん『憤死』などの装幀を手がけられています。

ボーイミーツガールの極端なもの

偽詩人の世にも奇妙な栄光

トマト・ケチャップ・ス (講談社文庫)

憤死 (河出文庫)

【名久井直子さんから生徒さんへのメッセージQ&A】
Q.イラストレーターとして何が最も大切なこと？
A.コミュニケーション能力。これは人と話すのがうまい、ってことだけではなくて、把握力、みたいなもの。
Q.影響を受けた作家は？
A.個別の作家というよりは、昔からの美しい本たちに影響を受けています。
Q.生徒さんが見ておくべき、知っておいたらよい作品は？
A.古いものも含めて、興味がわいたものはどんどん鑑賞してください。誰かの作品だけではなくて、落ちているものとか、いろんなものを見ていてほしいな、と思います。
Q.これから入学される生徒さんへのアドバイス。
A.様々な先生がいるので、考え方も、教え方も様々だと思います。自分にあった描き方が見つかりますように。

名久井直子さんtwitter

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