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講師紹介第21回は、イラストレーターの信濃八太郎さんです。


書籍の表紙、雑誌の挿絵など主に文芸のジャンルで活躍されている信濃さん。
パレットクラブ4期、5期イラストコースの卒業生でもあります。


パレットクラブでは、イラスト基礎コースで教えていただいています。
信濃八太郎さんに関する過去の記事


信濃さんは、昨夏より、新潮文庫ワタシの一行』の似顔絵イラストレーションを手がけられています。


これまでに、『苦役列車』『暗渠の宿』など西村賢太さんの小説・エッセイの表紙を多数担当され、またフェルディナント・フォン・シーラッハの『コリーニ事件』、S・J・ボルトン『毒の目覚め』をはじめとした海外小説の装画もたくさん手がけられています。

苦役列車 (新潮文庫)

苦役列車 (新潮文庫)

暗渠の宿 (新潮文庫)

暗渠の宿 (新潮文庫)

コリーニ事件

コリーニ事件

毒の目覚め 上 (創元推理文庫)

毒の目覚め 上 (創元推理文庫)


最近では、文藝春秋に掲載されていた村上春樹さんの連作小説の挿絵も担当されていました。


また、4月18日(金)より、信濃さんが参加されるグループ展「5人展」が、原宿のペーターズギャラリーにて開催されます。
「5人展」メンバーの得地直美さんもパレットクラブ卒業生。太田丈晴さん、山下アキさんはパレットクラブ卒業生で、現在は
スタッフでもあります。



「5人展」


北村人、太田丈晴、山下アキ、信濃八太郎、得地直美
4月18日(金)〜23日(水)
12:00〜19:00
オープニングパーティー 4月18日(金)18:00〜


ペーターズギャラリー
渋谷区神宮前2-31-18
03-3475-4947


信濃八太郎さんから生徒さんへのメッセージQ&A】
Q.イラストレーターとして何が最も大切なこと?
A.好奇心。新しいものと出会った時に心がどう動くのか、その「ものの見方」の延長線上に絵があるように思います。
Q.イラストレーターになって楽しいことは?
A.生きて過ごす時間のすべてが仕事と重なっていくこと。
Q.影響を受けた作家は?
A.長新太さんの『なんじゃもんじゃはかせ』で線の絵を真似て描き初め(4歳)、小学校の図書室で見つけた湯村輝彦さんの『テリー100%』に目眩し(8歳)、週刊文春で連載していた手塚治虫さんの『アドルフに告ぐ』を毎週スクラップしては模写して(11歳)、大学で教えていただいた安西水丸さんに憧れてイラストレーターを目指しました。
Q.信濃さんがパレットクラブスクールに通った頃の感想は?
A.編集や写真やデザインなど、イラストレーション以外にもコースがたくさんあって、聴講制度のおかげで他コースの友人も出来ました。パレットクラブでの出会いをきっかけにみんなで仕事場(遊び場?)を借りたりしたこともあって、良い関係が今もつづいてます。そういうゆるやかな横のつながりが出来たのが何よりありがたいことだったと、今思い返すとそんな気がします。
Q.生徒さんが見ておくべき、知っておいたらよい作品は?
A.仕事になる前の時期、何を描いたらいいのかと悩んでいた頃に、洋書店でアメリカの雑誌「The New Yorker」のカット集を見つけました。雑誌が創刊された頃の古いものから最近のものまで、思わずくすっと笑ってしまうカットがたくさん載っていて、毎日飽くことなく眺めては真似して描いてました。カット集とは別に表紙画ばかりを集めた一冊もあるのですが、両方ともイラストレーションに必要なエッセンスが詰まっていて、今でも気が乗らないと手に取って眺めてます。
Q.これから入学される生徒さんへのアドバイス
A.パレットクラブにはスタッフとしても七年ほどお世話になっていたのですが「慣れた頃に終わってしまった」と毎年たくさんの生徒さんから声があがってました。こんなところで仕事をしてみたいなという目標がはっきりしていると、先生から貰う言葉のひとつひとつがまた違って聴こえてくると思いますので、ぜひ目的意識を持って積極的に臨んでみてください。


信濃八太郎さんHPTISページ


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