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今日の講師紹介は、今週末12日(土)に、特別レクチャーを担当していただく、
アイキャッチャーデザイナー/イラストレーターの都築潤さんです。
「原田治のイラストレーション展」最後の関連イベントとして、
イラストレーターでありながら、イラストレーション史の研究者でもある都築さんに、
原田さんが仕事を始めた70〜80年代のイラストレーションの状況を解説していただきながら、
「イラストレーター原田治」を、同時代の社会状況や
日本のイラストレーション/デザイン史の中に位置づけていただく予定です。
このレクチャーを聞くことで、今回の展示をより深く理解し、楽しむことができるはずです。
★都築潤 レクチャー
「イラストレーションのながれ(70年〜80年代)」について
日時:5月12日(土)7:00〜8:30pm
参加費:1000円
会場:パレットクラブ
予約先:information@pale.tv
03-3542-8099
アイキャッチャーデザイン、インタラクティブデザイン、イラストレーションをフィールドに活躍されてきた都築さん。
これまでに毎日広告賞、TIAA、カンヌ国際広告祭、アジアパシフィック広告祭など受賞多数。
最近では、イラストレーション史の研究者として、
京都造形芸術大学で教鞭を執っておられます。
美術出版社から出ている『日本イラストレーション史』の執筆、監修を務められ、
「イラストレーション」、「アート」、「デザイン」から「絵一般」までをテーマに、
ジャンル横断的にトークイベントも行われています。
『日本イラストレーション史』は、日本のイラストレーションの流れや多様性を知ることができ、
これからイラストレーターを目指す人のための最初の1冊としてオススメです!
- 作者: 美術手帖編集部
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: 単行本
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パレットクラブでは、イラストコースとイラスト基礎コースで講師をお願いしています。
イラストコースでは、日本のイラストレーションの流れについて、
アートやデザイン、同時代の社会状況と絡めながら、
様々な人物やキーワードをもとに講義をしていただきます。
歴史を知ることは今を知ることでもあります。
どのような流れや分岐点があって、今の状況ができたのか。
イラストをめぐる現在の状況は、どのような経緯があって生まれたものなのか。
また歴史を知ることは、ありえたかもしれない今を知ることでもあります。
過去のある分岐点で、実際とは違うことが起きていたらどうなっていたのか。
そこにはどんな可能性があったのか。
「イラストレーションとは何か」という問いを考える際に、
まずはどこから考えればいいのか、
出発点となる仮の答えを得られるはずです。
また基礎コースの授業では、制約を設けながら絵を描く実技とともに、
イラストレーションの定義、イラストとアートの違い、
イラストの仕事の仕組み、イラストと広告の関係などについて、
わかりやすく説明してくださいます。
都築さんの昨年の授業の様子はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20170715
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20171125
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20171209