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本日も『安西水丸とその弟子たち』展にお越しくださりありがとうございました。
明日はいよいよ最終日です。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


今日は出展者の信濃八太郎さんに、安西さんとのお酒の思い出をお話していただきました。

「かげろうの花」
いちど酒席で先生から『「かげろうの花」ってお酒のラベルの絵を描いたことがある』と聞いた。酔った頭で聞いた話だったけれど、その名前の響きと、それに先生がどんな絵を描かれたのかずっと心に残っていた。忘年会をやるときに、お店から酒の持込みを許可いただいて、〆張鶴黒龍などの先生のお好きなお酒を準備していたときに、「かげろうの花」のことをふっと思い出して、上野の酒屋さんで売っていることを知って、買いにいった。宴席に「かげろうの花」があるのを見た先生が「信濃これどうしたの?」と聞くので、探して買ってきましたと答えると、嬉しそうに笑って「信濃のこういうところが信用出来るんだよな」と一言いただいたのが嬉しくて、昨日のことのように思い出せる。


〆張鶴
〆張鶴さえあれば僕はどこでも行きますよ。と、パレットクラブの授業の終わりにも冗談を仰るくらいに、先生が大好きだった〆張鶴(実際どこにでも来てくださるわけじゃないですが)。皇太子さまと雅子さまのご婚礼に使われたのだったか、ずいぶんと有名になったけれど、その時も先生は「雅子さんより僕の方がよっぽど貢献してるよ」と仰るくらいに、お酒のことを聞かれればいつも〆張鶴と答えてらした。過日、先生の事務所で男四人で飲む会を開いてくださった。
〆張鶴だけはいくらでもあるから」と片口にたっぷりついでくださった。おつまみは茹で落花生のみ。すこし塩味のきいた生の落花生。とても美味しい。「〆張鶴とぴったり合うだろう? あんまりそういうことやらないんだけど、これだけは千葉から取り寄せてるんだ」と、すこし照れたような顔をして教えてくださった。